調査研究・共同研究

土木学会関西支部共同研究グループ「メンテナンススモール橋梁 共同研究グループ」平成30年度活動報告書

土木学会関西支部共同研究グループ「メンテナンススモール橋梁 共同研究グループ」平成30年度活動報告書を掲載しました。(2019/7/20掲載)


平成30年度活動報告書の序文より…

 近年、日本では道路橋等のインフラ構造物の高齢化が進み、それらの維持管理が社会的課題となっている。ようやく、定期点検に基づく長寿命化修繕計画等により予防保全の仕組みが整いつつあるものの、今後、維持管理を実行するための財源や、従事する官民の専門技術者数は減少する傾向にあると予想される。また、近年のICT の急速な進歩に伴い、BIM/CIMの導入が推進されつつあり、国土交通省では「i-Construction」が推進されている。その主たる活用方法は、従来の二次元から三次元へのデータ形式の移行と、三次元データを用いて調査、設計、施工、維持管理と一元管理することである。
 一方、ひとつの三次元データを一貫して用いる設計手法は、自動車等の機械製造分野においてCAE が先行している。そこで、土木分野においてもCAE をベースとした土木構造物の設計方法及びデータベースシステム、さらにはアセットマネジメントシステムを構築することで、将来のあらゆるモノがつながるIoT 時代にふさわしいCAE を用いた設計手法を提案する。
 具体的には、使用材料や構造細目の工夫によって供用期間中の致命的な劣化損傷の発生を回避することで、維持管理を最低限に抑制した橋である「メンテナンススモール橋」を開発し、将来の維持管理における諸々の負担を軽減することを最終目的としている。

 「メンテナンススモール橋」開発を目的とし平成30 年度に本研究グループを発足させ、1 年間研究活動を実施した。平成30 年度については事例収集の年度と位置づけ、令和元年度の研究活動へ向けて現状の事例調査およびメンテナンススモール橋のあるべき姿についての議論を行い、その活動内容を本報告書に取り纏めた。

 最後に、本研究グループの活動にご協力いただいた管理者の皆様、ならびに研究会活動に積極的に参加されたメンバーの皆様に深く感謝の意を表するものである。

土木学会関西支部共同研究グループ
「メンテナンススモール橋梁 共同研究グループ」
代表 鶴田 浩章
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