行事開催報告

土木実験・プレゼン大会 ~どうして?なぜ?が一目でわかる~ 開催報告

 土木学会関西支部企画・広報幹事会では、「オンライン開催 土木実験・プレゼン大会~どうして?なぜ?が一目でわかる~」を開催しました。
 例年は建設技術展近畿の会場で、対面で実験・プレゼンをしておりましたが、コロナ禍のため、初めてオンライン(Zoomミーティング)で開催いたしました。
 土木がつくる施設や工事の仕組みや原理について、一般の方々に、わかりやすく説明して、土木に親しんで興味を持っていただけるような実験として、株式会社藤井基礎設計事務所の藤井氏より「斜面を守るアンカー工法」、東洋建設株式会社の澁谷氏、日立造船株式会社の仲保氏より「波から国土をまもる」をご講演いただきました。

開催報告 参加者アンケート結果

(各画像をクリックするとPDFでご覧いただけます)

ご参加いただいた皆さまから、アンケートでご質問をいただきました。
こちらのページに寄せられた質問への回答を掲載しています。

 

「斜面を守るアンカー工法」

 道路の斜面が崩壊すると、車や人が通行できなくなります。崩壊の危険性がある場所は、崩壊規模に応じた法面対策工が用いられますが、崩壊規模が大きいときに使われるアンカー工法について、模型を使って実験いただきました。
 模型は、ナットや重石、ゴムといった、100円ショップで手に入る材料を使っており、土に見立てたボルトの上に、家に見立てた重石を載せ、模型を傾斜させていきどう動くのか、「無対策の場合」、「滑り面に滑りにくいシートを入れた場合」、「アンカーに見立てたゴムを設置した場合」、さらに「アンカーに見立てたゴムの張力を強くした場合」についても実験し、アンカー工法の効果をわかりやすく説明いただきました。

「波から国土をまもる」

 四方を海で囲まれた日本は津波や高潮、波浪による災害が多く、国土・人命・財産をまもるための取り組みが進められています。海岸には津波・高潮対策の防波堤や防潮堤だけでなく、海岸侵食対策など様々な構造物が設置されています。
 津波や高潮の発生メカニズムや災害から国土をまもる取り組みの一部について、わかりやすく説明いただきました。
 また、対策の一つであるフラップゲート式可動防波堤について、特徴や構造の工夫を水槽模型実験映像でわかりやすく説明いただきました。

ご参加の皆さまへ

 この度は、「オンライン開催 土木実験・プレゼン大会~どうして?なぜ?が一目でわかる~」にご参加いただきありがとうございました。皆さまのご協力により、無事に見学会を終えることができましたこと、心より御礼申し上げます。
 皆さまよりいただいたご意見につきましては、今後の学会行事や企画に活用させていただきます。
 土木学会では、これからもさまざまな行事を開催する予定ですので、次回以降もご参加いただければ幸いです。
 ご参加いただきありがとうございました。

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