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支部長ご挨拶(2017年度)

節目の年、関西支部90周年に土木の礎を想い

平成29年度 土木学会関西支部 支部長 村上 考司
(株式会社大林組 常務執行役員 大阪本店土木事業部長)


2017年度 土木学会関西支部 支部長 村上様

 本年度、土木学会関西支部長を仰せつかりました株式会社大林組の村上です。関西支部創立90周年という節目の年に、このような重責を担わせていただき、身の引き締まる思いです。

 私は、平成7年から関西支部での幹事をはじめ商議員・評議員と単発的に支部活動に参加させていただきました。今回は支部長という立場で関西支部の運営に貢献できる機会を与えられましたことは、私の中で大きな喜びであります。

 入社後38年間のほとんどの期間が関西勤務であり、また約20年間は地下鉄夜勤現場での施工管理業務に従事してまいりました。そのため、関西に対する愛着・愛情は人一倍強いものが有ると自負しております。関西支部の発展に向けて微力ながら最大限の力を発揮したいと思います。どうぞ一年間宜しくお願いいたします。

 さて、建設業の現状は今まさに大きな変革の刻にあります。かねてより問題となっています本格的な少子超高齢化社会を迎え、働き手不足解消、週休2日の本格導入に代表される労働環境の改善、旧3Kを払拭した新3K(給料・希望・休暇)の実践に努め、夢の溢れる業界の構築が喫緊の課題と認識します。そのためには、技術開発やi-Constructionをはじめとする生産性向上を強く推し進めなければなりません。新たな「魅力ある」建設業に変革するのは容易なことではありませんが、今回のこの機会を逃しては建設業に未来は無い、と強い危機感を持って断言できます。多くの課題を逆境とせず、まさにチャンスと捉え、皆様方とともに積極的に変革の刻を乗り切りたいと思っております。

 また、近年各地で起こる集中豪雨や大地震・津波といった自然災害による甚大な被害状況を目の当たりにし、人間の無力さを改めて思い知らされました。しかしながら、これらの自然災害と対峙し、人々に安全で安心な生活環境を届け護り続ける礎は間違いなく「土木の力」であり、我々土木学会が社会に果たすべき役割と責任は非常に大きなものがあると感じます。

 今後、土木学会が更なる飛躍を遂げるには、「産・官・学」の経験、知識、技術をそれぞれの得意分野で融合させ、共通の問題意識を持ち、三位一体となって協働で汗することが必要不可欠だと考えております。

 関西に於いては「IR関連事業」「大阪万博」「湾岸線西伸」「リニア新幹線延伸」といった数々の大型プロジェクトが計画されており、土木学会関西支部の活躍すべきフィールドは広大で、未来は明るく順風満帆な環境にあると思えます。

 関西支部の100周年に向けて「関西元気」と、各所から発信できますよう、会員皆様方のご協力とご支援をお願い申し上げます。

<支部だより74号より>
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